毒親だけど愛しています

自分って何だろう。僕の母は毒親だったのだろうか。自分の人生を見つめなおしたくて始めました。

話すということ

生まれてから家を出るまで僕には当たり前のようにしないといけないことがありました。週3日(途中から2日に変わりましたが)は宗教の集まりに行くこと。週に少なくとも1回は宗教活動として家を訪ねることです。元々貧血持ちだった僕はあまり宗教活動をするのには向いていませんでした。日中の暑い時間帯に2,3時間歩きまわるのです。疲れて休む僕を見て周りは冷たい目でみてきたそうです。

 

 

母はこの時どんな気持ちだったのだろう。今ではそう考えます。母にとって宗教の世界が全てです。家族を疎かにしても守りたいものです。息子のせいで自分の子育てを悪く言われるのは耐えられないことだったのではないかと思います。

 

 

母と電話や実家に帰ってきたときに話す内容の8,9割は宗教のことです。あの人がこうなった、今こういう活動をしていると。いつか息子が実家に帰ってきてまた活動をすると信じています。そして、母にとって息子とのコミュニケーションの取り方は宗教の話しかないのです。僕はいつも愛想笑いをしうなづいています。そして思うのです。もし宗教が無くなったら母は何を糧にいきるのだろうかと。